五大石碑巡り
ティアかアニスでイベント内容が若干違うので。
ネタばれなので閲覧注意
ルーク「ティアに頼むよ」 ティア「私は魔界にいたから聞きかじりよ。 でも、わかったわ。」 アニス「む。……やっぱ胸の差?」 ジェイド「愛の差でしょう」 ルーク「ばっ、馬鹿なこというなっ!」 ティア「まずは第33石碑へ行きましょう」 * ティア「これが第33石碑。通称始まりの石碑よ」 ルーク「これ古代イスパニア語か」 ティア「そうよ。読むわね まず始めに『虚空』があった。 虚空は世界であり 命そのものであった 虚空は音を生み 音は分離を促した かくて世界は、古き約束の大地と 虚空の記憶とに分離した」 ルーク「何となく聞いたことあるような……」 ティア「預言書の序文よ。 家庭教師から聞いていたのかも しれないわね」 ルーク「どういう意味なんだ?」 ティア「世界と預言が誕生した瞬間を 表現しているの。天地創造ね」 ルーク「作り話?」 ティア「教団にとっては真実よ」 ルーク「なるほどね」 * ルーク「これが……」 ティア「そう、第27石碑 その娘ユリアは 生まれて七日目に自立し 七歩目の足を踏み出した時 ローレライの声を聞いた これが虚空の記憶が人の元へと回帰した瞬間であった」 ルーク「生まれて七日で!? 嘘だろ!?」 ティア「まあ、普通は無理ね 伝えられる話では、 ユリアが預言を詠んだのは ある程度成長してからだと言うし」 ルーク「じゃあ嘘なのか?」 ティア「本当かもしれないわ。 確かめる方法はもうないもの」 * ルーク「ここが第18石碑だな」 ティア「ええ。読むわね ローレライはユリアに虚空の記憶を 読み取る鍵を授けた。鍵はユリアに ローレライの力を貸し与えた ユリアは七つの預言を詠み上げた」 ルーク「これが第一から第七までの 譜石のことか」 ティア「そう……。この世界を作り上げた 預言の誕生よ」 ルーク「そうか。この石碑は ローレライ教団の誕生までを 書いてるんだな」 ティア「そうよ。史実と伝説が 入り交じっているわ。でも……」 ルーク「預言を信じる人たちに とってみれば 全てが真実なんだな」 ティア「そうね。信じるとは そういうことなのだと思うわ」 * ルーク「ここは第6石碑か。 石碑を読んでくれよ ティア」 ティア「……おまえの裏切りは 最初から預言に 詠まれていた だから私はおまえを引き留めまい。 ユリアの言葉に ダアトは恐れおののいた」 ルーク「あ、これは知ってるぞ。 ダアトがユリアを裏切るところだろ ……なぁ。ユリアはそのことも 知ってたのかな?」 ティア「知っていたなら 止めればよかったのに……?」 ルーク「……うん。そう思った」 ティア「言い伝えでは 知っていたことになっているわ でも真実はわからない。 知らなかったのかもしれないし 知っていて止めようとして……」 ルーク「……でも止められなかったって こともあるか。そうだな」 * ルーク「ここが最後か」 ティア「そう。あとは預言を守って 静かに生きていきましょうって 書いてあるだけ 33箇所、全てを回ると もう少し詳しく教えについて 書かれているけど」 ルーク「いいよ。この世界は 預言と決別するんだろ ローレライ教団が 残るんだとしたら、新しい宗教に なるんだと思うし……」 ティア「そうね。今度は人を縛る宗教でなく イオン様が望まれたような 人を救う宗教になって欲しい ……そう思うわ」 * ジェイド「どうでした? 初めての巡礼は」 ルーク「勉強になったよ」 ガイ「ははは。ルーク らしからぬ返事だな」 ルーク「ほっとけっ!」 |
ルーク「アニスに頼むよ」 アニス「了解。アニスちゃんが 楽しい石碑講座を 開いちゃうモンね」 ガイ「あれれ……? そっちを選ぶとは」 ナタリア「意外でしたわね」 ティア「どうして? アニスの方が 私より詳しいと思うから 正しい選択だと思うわ」 アニス「あのさ、ティア。 たまには妬いてみせるのも 駆け引きの一つだよ」 ティア「……な、なんのこと?」 ルーク「おい、よくわかんない話を してないで行こうぜ」 ジェイド「やれやれ。 お子様集団ですねぇ」 アニス「じゃあ最初に第33石碑へ行こうか」 * アニス「こちらをご覧ください。 ここが第33石碑。 通称始まりの石碑といいます」 ルーク「へぇ〜。……ん? これ古代イスパニア語か」 アニス「その通り。石碑には 古代イスパニア語で、天地創造から ローレライ教団の誕生までが 記されています まず始めに『虚空』があった。 虚空は世界であり 命そのものであった 虚空は音を生み 音は分離を促した かくて世界は、古き約束の大地と 虚空の記憶とに分離した」 ルーク「何となく聞いたことあるような……」 アニス「預言書の序文と同じだからね ――まあ、そんな訳でこの石碑は 天地創造を表している為、 始まりや誕生を司ります 出会いを求める若者や 子宝を望むご夫婦に 人気がありまーす」 ルーク「なるほど……」 アニス「ルークにも恋人できるといいね♥ アニスちゃんが なったげてもいいけど」 ルーク「どうせ財産狙いだろ」 アニス「当然」 ルーク「……はいはい。 じゃ、次行くぞ」 * ルーク「これが……」 アニス「はい。こちらが五大石碑巡りの 二番目。第27石碑でございます その娘ユリアは 生まれて七日目に自立し 七歩目の足を踏み出した時 ローレライの声を聞いた これが虚空の記憶が人の元へと回帰した瞬間であった」 ルーク「生まれて七日で!? 嘘だろ!?」 アニス「ルーク。これは伝説。 偉い人には伝説が付き物でしょ ルークだってそのうち公爵継いだり 王様になったら、ローレライの力を 継ぐ英雄とか言われちゃうんだって」 ルーク「……身も蓋もないなー」 アニス「で、こちらの石碑は成長を司って おりまして、学問所を目指す若者や 小さなお子さんを持ったお母様に 人気がある石碑でございまーす」 ルーク「勉強はいいや」 アニス「ま、確かにルークは世間知らずで 馬鹿だけど、勉強できない訳じゃ ないモンね」 ルーク「……」 * ルーク「ここが第18石碑だな」 アニス「はい。ここは商売をやっている方に 人気のある石碑で、五大石碑巡り では三番目にとなりま〜す ローレライはユリアに虚空の記憶を 読み取る鍵を授けた。鍵はユリアに ローレライの力を貸し与えた ユリアは七つの預言を詠み上げた」 ルーク「これが第一から第七までの 譜石のことか」 アニス「この世界を作り上げた 預言の誕生だね この辺りから教団の歴史になってくるんだ」 ルーク「でもどうしてこの石碑が 商売人に受けてるんだ?」 アニス「道具を使って物事を成し遂げる 辺りがってことらしいよ まあ、お布施をもらう為の 方便だけどねー」 ルーク「ほんっと、おまえ、身も蓋もないな」 アニス「大丈夫♥ ホントの巡礼では こんなこと言わないもん」 * ルーク「ここは第6石碑か。 五大石碑巡りでは四番目……」 アニス「そうそう。ここは犠牲の石碑だね ……おまえの裏切りは 最初から預言に 詠まれていた だから私はおまえを引き留めまい。 ユリアの言葉に ダアトは恐れおののいた」 ルーク「あ、これは知ってるぞ。 ダアトがユリアを裏切るところだろ」 アニス「そう。……ここは許しを請いたい 人たちが訪れる石碑なんだ ダアトが罪の意識に苛まれて ユリアを助けた後、自害して 果てたってことを表してるから 私もダアトと同じだね」 ルーク「……アニス……」 アニス「でも、私は自害なんてしないよ。 だって悪いコトしたら ちゃんと生きて償わないとだよ」 ルーク「……うん。俺もそう思う。 俺……生きてる限り償い続けたい」 アニス「くじけそうになった時は こちらの石碑に 足をお運び下さ〜い。えへへ……」 ルーク「……ははは。そうする」 * ルーク「ここが最後か」 アニス「うん。あとは預言を守って 静かに生きていきましょうって 書いてあるだけ 33箇所全部回ると、もう少し 詳しく教えについて 書かれているけどね」 ルーク「いいよ。この世界は 預言と決別するんだろ ローレライ教団が 残るんだとしたら、新しい宗教に なるんだと思うし……」 アニス「うん。イオン様が目指してた 人を縛るのではなく、救い 解放する宗教になって欲しい つーか、アニスちゃん してみせるしね」 * ジェイド「どうでした? 初めての巡礼は」 ルーク「うーん、勉強になったような ならなかったような…」 ガイ「ははは。なんだそりゃ」 アニス「ぶぅー。アニスちゃん不本意」 |