3/17 5時に起きて身支度して50分に集合。 バスに乗って動物園へ。 バスでホテルから約10分。 動物園に着いたら朝食。 やっぱりバイキング。 勿論ホテルよりメニューは少ない。 それでも日本食が出た。 多分日本の米じゃないと思うがとにかく御飯と味噌汁が出た。 7時にプレップルーム前の広場に集合。 ここで朝のミーティングを行う。 と言っても今日午前はどのキーパーの元で何を行うかの確認をするだけなので10分くらいで終わり。 そして各グループに分かれて解散。 グループ構成はキーパー1+生徒11+通訳担当アシスタント1という具合。 全部で4グループ。 動物園での実習期間は5日間。 そのうち1日はペットポーポイズプールという動物園の近く(?)にある水族館で実習。 残りが動物園で。午前と午後で別の仕事を行う。 メインのスタッフは。 O氏。この人と事務のK氏が日本人。 キーパーは現在たったの4人。 シャロン・・・紅一点 ジェイソン・・・爬虫類のエキスパート ポール・・・スキンヘッドのナイスガイ ポール・・・ちょっと早口なナイスガイ さすがにキーパーの名前までイニシャルだと書きにくいので全員仮名と言う事でお願いします。 ポールが二人って時点で全然仮名じゃ無いよー。 今日の午前はシャロンと動物のプレゼンテーション(午前)。 プレゼンテーションは午後にもあるけど担当者が違う。 たいした仕事は無かった。 プレゼンを行うのはシャロンのみ。生徒は英語出来ないし。 リハーサル時間は俺たちを客としてシャロンが説明。 動物の所へ行く→説明→次の動物の所へ という流れだった。 リハーサル終了後プレップルームにエサを取りに行く。 野菜を切ったり。ミルワームをコップに入れたり。 それを持って鳥ゾーンへ行って、本番。 こちらの仕事はシャロンの説明の合間に鳥にエサをあげたりハリモグラにエサをあげたり。 そのくらい。 ちなみにプレゼンが行われた動物は ・Bush stone Curlew(ブッシュストーンカールー) ・Tawny Frog Mouth(トーニーフロッグマウス) ・Echidna(ハリモグラ) ・Koala(コアラ) など。 Bush stone Curlewにミルワームを投げて与えたりTawny Frog Mouthに肉を与えたりした。 ハリモグラの説明の時にハリモグラを抱いて写真を撮ったりもした。 またこのとき地面にしゃがみこんでハリモグラの抜けた針を探した。 無事1本ゲット。針は抜けてもすぐ生えるヒトの髪の毛みたいなモノだから持って帰って良し。らしい。 Tawny Frog Mouthがかなりお気に入り。 遠くから見るとフクロウにそっくりな鳥だけどフクロウの仲間ではない。 口あけると真っ黄色。 エサを与える時に降りてきたのでその時に手の上に乗せてみた。 可愛いー。でも多分ペットとして飼っても懐いてはくれないんだろうな。・・そもそも飼えないが。 午前の仕事が終わった12時くらいに食堂兼土産屋(朝食を食べた所)に集合し、昼食。 何を食べたのやら・・・。 1時にプレップルームで午後のミーティング。 午後はポール(スキン)とユーカリの植樹。 ユーカリは何でも世界に800種類あるそうで。 コアラが好むのはその中のわずか。 コアラがバンバン食べていくと森にあるユーカリもあっさりなくなってしまうって事で ここではユーカリを植樹して少しでも増やそうと努力をしているらしい。 道具を持って車に乗る。 1分もしないうちに降りて、ゴミ捨て場らしきところへ。 よく見るとゴミ捨て場という表現は間違ってなかった。 エサの残りカスなどを肥料にした土の山がそこにあった。 シャベルを手に取り、トラックの荷台にその肥料を詰める。 ちょっとしんどい。 トラック一杯になったところで再び乗車。 道が整備されていないのでがたがたと揺れる車に乗って10分くらい。 なんか果てしない草原みたいな場所に着いた。 ちょっとおおげさだけどそう感じたので。 去年の生徒が植樹したところの隣の範囲に今年は植樹すると言われて作業開始。 ポールが見本を見せてくれた。 地面を四角く掘る→肥料を入れる→固形の栄養剤のようなものを入れる→苗木を入れる→肥料を入れる→最初に掘った土を戻す →風除けとして棒3本とビニール袋で盾を作る という流れ。 カラッカラに晴れてて暑いうえに地面が固くて掘るのが大変でさらに暑い。 トラックの止まった位置が中途半端に植樹する場所から遠くて シャベルを持ってトラックへ→肥料をシャベル一杯分持って植樹する場所へ を数回繰り返さねばならない。 よく見ると皆水持ってんじゃん。小さいペットボトルに入れて。 ・・・・明日から水必須だな。 水分補給が出来ぬまま一人4〜5本植えてやっと終了。 なんか仕事した感じ。 食堂(以降この呼称で統一)にて 今日最後のミーティング。 各キーパーからコメントをもらったり感想の紙を書いたりした。 5時ごろにバスが来て仕事終了。 ホテルに戻って自由。 ただし夕食は7時と決まっている。 それ以外は全部自由。 つっても観光とかは不可だけど。というか徒歩でいける周囲に何も無いので行くだけ無駄。 各々プールに入ったりテニスをしたり。 自由に遊んでいらっしゃる。 俺は疲れたので夕食まで寝ます。 ・・・でもその前にツナギとTシャツを洗濯しないと。各1着ずつしか無いし。 夕食後、せっかくだからプールへ。 夜までプールに入れるほど暑いってのはいいねぇ・・。 と思ったらそんなには暑くなかった。 やっぱ日本でいう9月くらいだから朝と夜はそんなに暑くないらしい。 テニスは出来ないのでテニスをやってる友人を見てバスケをしたりして 疲れた頃就寝。あ、洗濯終わってら。乾燥機に入れて。 疲れてたのかすぐに眠れた。 3/18 朝の流れは大体同じなので省略。 プレップルームで午前のミーティング。 今日の午前は「ユーカリの木を切る」 ポール(スキン)が道具を持ってトラックに積む。 そしてトラックとワゴンで30分くらいかけて森へ。 説明を受けた後、ポールが適当なユーカリを選び、 一人が斧を受け取ってその木を切る。 ポールが最初に見本を見せてくれたが、たった2回で木を倒した。両側からザン!ザン!って。 さすがプロは違う。 横に真っ直ぐ切っても中々木が倒れないので 両側からやってV字型に切るのが正しいと言われて何本か切ってみたものの やっぱり細いユーカリの木を1本倒すのに10回くらいはかかった。 斧は2本しか無かったので他の人が切ってる間はそこらを散策。 シロアリの巣を見つけてみろ。って事になったので 岩みたいなのを探した。 地面に埋まった岩みたいなのが巣らしい。 シロアリはハリモグラのエサになるので巣を掘り起こして持っていくらしいが、それは最終日の担当のようで、発見して終わり。 森の中だけあって蚊が凄い多く、何箇所か刺された。 ツナギの生地がそこまで厚くないのか、貫通して刺されたりもした。 一応軽く虫除けスプレーはかけておいたが効き目はあったのか不明。 30本くらい木を切ってトラックに積んで、がたがたする獣道を通って動物園へ戻った。 戻ってすぐにコアラの所へ行き、古いユーカリの木を新しく切ってきた木に入れ替える作業を行った。 バケツに水がたっぷり入れられていてその中にユーカリの木が刺さっている。 花瓶に花が入れてあるようなものだ。 コアラがつかまれるように立つようになっている。 で、そのコアラにちょっとどいてもらって 古いユーカリを捨て、バケツの水を全部捨てて(なんでもユーカリの木から毒が出てるのでこの水は毒らしい) 水を入れ替え、そこに新しい木を入れる。 全て入れ替えて午前終了。 午後のミーティング。 午後の作業はポール(早口でかつ眼鏡の方)「メンテナンス」 メンテナンスとは名ばかりで作業内容は 「片方の翼が折れてもう二度と飛べないリトルイーグルの巣を作る」というもの。 巣というか展示場所。 普通はこのような翼が折れた鳥などは殺すらしい。 治る可能性があったとしても治療費がかかるし、それに対して政府などからの援助は全く無いので 自費を払ってまで治す人はいない。よって殺す。 ・・らしいのだが、ここではこういう動物を数は少数だが生かしておいて展示することで 子供の教育などに使うと言う事で生かしておくらしい。 それで俺たちがやった作業は、穴を掘って木の根元をそこに埋め込む。というもの。 柱を作ると。 何個も作った柱に丁度良いくらいの木を乗せて橋を作り飛べないイーグルに足で動き回れるスペースを作るわけです。 で、土台となる柱作り。 既に木は用意してあったので、ポールが指定した場所にシャベルと棒で穴を掘る。 シャベルを1回突っ込み穴を開けて、そこに棒で何度も突いて穴を広げる。ある程度土が溜まったらシャベルでかきだす。 これを繰り返して20〜30cmの穴を開けたら、そこに木を入れ、木を数人が支えているうちにシャベルで穴に土を戻し、 棒で入れた土(地面)を叩いて固める。 以上で作業は終わり。 棒が思ったよりも重くて、扱いが大変だった。 手と腰がちょっとキツイ。 木を埋める作業が結構早く終わって時間が余ったらしく、続きをやるのかなと思ったら 部品が無いから出来ないらしい。 よって別の日にやるディンゴの散歩に。 白いのと茶色いの。ディンゴは2匹。 名前は確かオージーとザリー。発音が違ってるかも。 ディンゴは犬と違って鳴かず、ハウリングを行う犬に似た動物。 尻尾の先が白いのが特徴。 45分くらいずーっと動物園周辺の森を歩いた。 ディンゴは名前を呼んでも余り反応しないし全然言う事を聞かない。 まぁ初対面だしそりゃそうだけど。 あーきっついなぁ。 実習中は普通の靴ではなく長靴なので凄い歩きづらい所に、森は所々木が倒れていたりするので歩きづらいことこの上なし。 足がかなり痛くなった。 ディンゴは好き勝手歩くしねぇ。 散歩終わって午後の仕事も終了。 ミーティングを終えて感想の紙を書いてバスに乗ってホテルへ戻る。 最早食事のメニューなど覚えてない。 緑茶と書かれたティーパックの毒見役にされて、レモンの匂いがする謎ドリンクを飲んでしまったことは覚えている。 「緑茶」ではなかったのか??緑と言うより黄色っぽいし。 でもちゃんと緑茶と書かれている詐欺商品。 作った奴の中にちゃんと緑茶を飲んだ奴がいるのか怪しい。 さすがに足が疲れて遊ぶ気になれなかったのでさっさと寝てしまいましたとさ。 3/19 今日は唯一水族館の日。 水族館で実習と行ってもそれは名目だけで作業に参加することは無かった。 説明を受けつつ見学に といった感じ。 起きて水着を一応着て、バスで動物園に行って朝食を摂る。 そしてバスで動物園から10〜15分くらいの「ペットポーポイズプール」へ。 ペットポーポイズプール。 結構昔からある水族館で、そこまで広くは無い。 魚メインでは無く、イルカ、アシカなどがメインなので魚もほとんどいない。 見て回って発見したものは、ウミガメやサメの子供など適当な魚のいる水槽。 ペンギン、アシカ、アザラシ、イルカ。それくらい。 やっぱり手を伸ばせばイルカに触れたりするので 日本とは全然違う。 まずステージでここのマネージャー(確か)のトロイ氏からここについての説明と注意事項を聞き、 エサを管理する冷凍庫、そしてエサを切るところの見学及び説明を受けた。 冷凍庫はマイナス何度かは知らないけどとりあえず半そででは死ぬかと思った。 そしてステージに戻りアシカのショーを客が来る前に俺たちだけに見せてもらった。 その中で調教などの説明。 ここではエサなどは使わず、まずキーパーと動物の間にスキンシップなどで完全な信頼関係を作り上げて、 その後に調教を行うらしい。 日本はおろか他の国でも多分そんなやりかたはしてないと思う。 奴隷とご主人様の関係が大体普通の中、仲間としてきちんと動物を認め完全に人と同格に見ているとは。 そしてそれでちゃんと動物が芸をするのも凄い。 説明が終わってショーの本番まで少し時間が余ったのでペンギンなどを見学。 この時イルカに触らせてもらった。 あとはどっから血液を採取するかとかの説明。 10時30分にショー本番。 アシカ、イルカのショー。 だいたいやることは同じだが、このショーは90分もある。 ここではそれが普通らしい。 観客全員にアシカがキスをしてくれたりするし。 日本とは全てにおいて桁が違う・・。 ショー終了後、サメの子供とかが入っている水槽にエサを上げることが出来るらしいので エサの魚を受け取って水槽にかざす。 ・・・! 一瞬でカメに食われてしまった。 あれは噛まれたら多分相当痛いな。 客が全員ステージから去ったくらいの時間になって、 水着に着替えてアシカと泳ぐTIME!! こんなことは一生に今日だけでしょう。 アシカのプールに入ったのも初めてだし一緒に泳いだのもはじめて。 アシカのプールの水はやっぱ海水だった。 一緒に泳いだりボール遊びをしたりかなりハイテンションで遊んで、着替えて午前終了。 芝生の公園のような所(広場)があるのでそこで昼食。 不味いサンドイッチを食べて昼休み。あーなんでサンドイッチはまずいんだろーなー。 この広場に翼の折れたペリカンがいた。 動物園と同じく教育の為に生かしておいてるらしい。 やっぱり人を恐がっているのか近づくと口を開いて噛もうとする。 でも逃げない、いや。逃げられない。 懐きはせずとも結構マスコットとして人気があるようだ。 ましてやこんな近くでペリカンを見る機会なんて余り無く、生で見たことある子供も少ないだろうからいい経験になる。 ちゃんと教育の役に立ってるらしい。 昼休み終了後、裏方の説明。 掃除の仕方とか。 あとはプールの水を海に繋がった河から引いているらしくその装置を見せてもらったり。 その後トロイ氏に質疑応答の時間。 そしてイルカについて説明を受けた。 んで午後終了。 動物園に戻って午後のミーティング後ホテルへ戻る。 なんとなく海へ。 コフスハーバーの海はゴールドコーストよりも波が高く、沖まで行くと戻ってこられないらしいので 波に当たって一時間くらい遊んだ。 そこまで暑くなかったので波はそれなりに冷たく感じたがまぁ楽しかった。 寝る前に卓球を少し。 少し真面目にやってシャワーを浴びてそして寝た。 |